今年で第4回目となる牝馬限定重賞ターコイズSが中山芝1600mで開催されます。秋のGⅠ戦線を戦ってきた実績馬と準OPを勝ち上がってきた新鋭との激突です。冬のアツい牝馬の戦いに目が離せません!
それではターコイズSをAP指数で分析していきましょう。
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AP指数分解によるターコイズSの攻略
馬場傾向
まずはAP競馬新聞を見ないと始まりません。ターコイズSの無料版のAP競馬新聞をこちらからご覧ください。
AP競馬新聞の馬場傾向分析欄は、上段が先週、下段が過去5年の同開催同コースの記録を示しています。
先週の中山芝コースは脚質別にみると先行有利の傾向が出ており、4角コース取り別を見ると外を回しても届く傾向が出ています。推定SP1位が1-5-1-1と好走率が高く、先行できる推定SP上位馬には注意が必要です。
各馬の分析
AP指数上位、人気どころの分析を行っていきます。各馬の分析文章中の黄色アンダーバー部はそのレースの法則を示しています。
フロンティアクイーン
◆AP指数 88 A+
◆推定FP 10位
◆推定SP 2位
府中牝馬Sでディアドラから0.1秒差の2着、AP指数88をマーク。今回メンバーの中ではトップのAP指数をマーク。
過去3年で府中牝馬S経験馬は11頭いて、1-0-2-8とそこそこの戦績。好走の目安は最先着していることとSP指数-10以上。当馬はいずれも満足しておりプラス。
鞍上は、蛯名(C)→マーフィ(N)で、来日初騎乗で未知。トリッキーな中山芝1600mの外枠だけにプラスに作用するとは考えにくい。
前走のエリザベス女王杯は、スローになってしまい(赤丸)かつ向正面と直線で進路が塞がるロスもあり、敗因ははっきりしている。府中牝馬Sのようにペースが速く(緑丸)なれば能力を発揮できる。過去3年でAP指数1位馬は、1-0-2-0と馬券圏内にすべて来ており、楽しみ。
推奨度: ☆☆☆☆
ディメンシオン
◆AP指数 86 B+
◆推定FP 5位
◆推定SP 6位
500万下から準OPまで3連勝で重賞初挑戦。前走のトルマリンSで0.3秒差つけてAP指数86をマーク。これがキャリアハイ。
トルマリンSの使用した京都芝1800mは特殊なコースで、準OP、OPクラスに限ると、勝ち馬の次走戦績は1-0-0-7とかなり厳しい数字になる。マークしたAP指数80以上が大半にも関わらず。このコースの勝ち馬はなかなか信用しにくい。
鞍上は浜中(B)→福永(S)で、大きくランクアップし、プラス。
昇級初戦ではあるが、AP指数2位と注目である。
推奨度: ☆☆☆
プリモシーン
◆AP指数 84 D+
◆推定FP 16位
◆推定SP 3位
2走前の関屋記念で1着、AP指数84をマークし、メンバー中4位。
過去3年の関屋記念経験馬は4頭いて、16年マジックタイムの1人気1着があるが、のこりは全て着外。マジックタイムのAP指数は82でこれを基準にすると、当馬はAP指数86でクリア、プラス要素。
秋華賞の過去3年の経験馬は10頭いて、15年シングウィズジョイが11人気1着、それ以外は全て着外に負けている。シングウィズジョイは10頭の中で最も高いAP指数74をマークしており、これが基準。当馬はこれを大きくしのいでおり、これもプラス要素。
鞍上は北村宏(D)→ビュイック(N)に乗り替わり、これはプラスに作用しそう。
秋華賞のような直線だけの瞬発力勝負は分が悪く、本来は中団につけてそこそこ長い脚を使う展開が向いている。
推奨度: ☆☆☆☆
カワキタエンカ
◆AP指数 86 K+
◆推定FP 12
◆推定SP 7位
2走前の府中牝馬Sで逃げて、ディアドラから0.5秒差の6着、AP指数86をマーク。
府中牝馬S組の好走の目安は最先着していることとSP指数-10以上。当馬はいずれも満足しておらず、マイナス要素。
鞍上は、池添(C)が継続騎乗であるが、ランクアップしておりプラスではあるが、同騎手騎乗の場合、ペースが速くなる傾向があり、これは不安要素。
コーナー4回のコースの方が、好走できるペースに落としやすく、この距離は忙しいかもしれない。
推奨度: ☆☆
ミスパンテール
◆AP指数 81
◆推定FP 10位
◆推定SP 12位
この秋2走は、1.2秒差の9着、0.9秒差の12着、AP指数も78とそれほど高くはない。
過去3年のエリザベス女王杯経験馬は3頭いて、17年デンコウアンジュが7人気3着が最先着、このときのAP指数が62、関連度は高いと言いにくい。
むしろ注目すべきはヴィクトリアマイルで、過去3年で13頭いて、1-2-2-8とそこそこの戦績。好走の目安は、AP指数67以上、SP指数-3以上となる。当馬は、AP指数はクリアしており、プラス。
鞍上は、横山典(D)で継続騎乗、可もなく不可もなく。
気性的に距離に限界があり、マイルに戻るのはプラス。あとはうまくスローになれば好走の確率は高くなるが、カワキタエンカ次第。
推奨度: ☆☆☆
フローレスマジック
◆AP指数 74
◆推定FP 8位
◆推定SP 14位
準OPの清水Sを差し切り勝ち、AP指数74、SP指数+2をマーク。
清水Sは、17年にミスパンテールがAP指数56をマークして、ここに臨み、5人気1着。今回の当馬はAP指数72で大きくミスパンテールを凌いで臨むことになるので、AP指数的には注目している。
鞍上は、ルメール(S)が継続騎乗で手の内には入れている。
推奨度: ☆☆
カイザーバル
◆AP指数 73
◆推定FP 5位
◆推定SP 9位
準OP渡月橋Sを0.3秒差つけて1着、AP指数69をマーク。過去最高値は4走前の三面川特別でAP指数73をマークしている。
過去3年のターコイズSは前走1400m以下は馬券圏内には全く来ておらず、当馬にとってはマイナス要素。
鞍上は、四位(C)が継続騎乗で、可もなく不可もない。
推奨度: ☆
ミエノサクシード
◆AP指数 78
◆推定FP 8位
◆推定SP 4位
3走前のマーメイドSで0.3秒差の3着、AP指数78をマークし、これがキャリアハイ。
過去3年のマーメイドS経験馬は4頭いていずれも着外。ただし、全馬AP指数60以下で、今回のAP指数78は過去最高値での出走となるので、注目している。
鞍上は、川島(N)で可もなく、不可もなく。
ここまで戦ってきた相手を考えると、関屋記念でプリモシーンとタイム差なしの2着馬ワントゥワンとは、中京記念で0.3秒差に付けており、ここでも通用する雰囲気はある。
推奨度: ☆☆☆
展開とまとめ
AP競馬新聞の展開欄を見てみます。
⑮カワキタエンカがすんなり逃げられるでしょう。しかし、つつく馬もいなさそうなので、そこまで速くはならないと考えられ、想定ペースは速めの平均ペースのAペースです。好位から中団につける馬に流れが向くように思われます。
[ペース実績のある馬]
⑦リバティハイツ
⑫ミエノサクシード
⑬フロンティアクイーン
[推奨度]
☆☆☆☆☆ なし
☆☆☆☆ ⑩⑬
☆☆☆ ③⑪⑫
☆☆ ⑤⑮
☆ ④⑥⑭
☆4の⑩プリモシーンと⑬フロンティアクイーンは甲乙つけがたいですが、AP指数が上位であること、展開や流れが向きそうなことを考慮して、⑬フロンティアクイーンを中心に考えたいと思います。穴で面白そうなのは⑫ミエノサクシードです。こちらも展開が向きそうで、推定SPの裏付けもあります。
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