2018小倉記念の展望 ~推定FP順位と前走着差に注目すると傾向がみえてきます

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小倉記念の展望

今年は重賞ウイナー6頭となかなかの好メンバーがそろいました。サマー2000シリーズ小倉記念を展望していきます。

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1.主な登録馬の過去4走のAP指数

まずは登録馬と過去4走の戦績、マークしたAP指数、SP指数を見ていきます。下記リンク先のGoogleドライブに格納したファイルをご覧ください。

小倉記念の登録メンバーリスト

※AP指数は補正前の生値になりますので、レース当日のAP指数とは異なります。

最近の戦績がよい馬とコース関連度の高いコースでAP指数、SP指数が高い馬を見ていきます。

サンマルティン

前走の都大路S(京都芝1800m、コース関連度A)で0.3秒差つけて1着、AP指数93とメンバー中最高。このレースの2着エアアンセムは函館記念勝ち、9着ストロングタイタンは鳴尾記念勝ちとここでも勝負になる。昨年2着馬で小倉コース適性も実証済み。有力な一頭。

ストロングタイタン

2走前の鳴尾記念(阪神芝2000m、コース関連度C)で1着、AP指数84をマーク。サンマルティンとは都大路Sで1.0秒差つけられており、能力的には1枚落ちの印象。宝塚記念で強い相手に揉まれた経験でどこまで伸びるか。

トリオンフ

前走の鳴尾記念(阪神芝2000m、コース関連度C)で2着、AP指数83。ストロングタイタンとの差はわずか。3連勝で重賞ウイナーまで登りつめており、小倉大賞典勝ちでAP指数71とこのクラスで通用する能力は備えているサンマルティンの小倉記念2着時のAP指数76と比較すると少々割引が必要

サトノクロニクル

2走前の阪神大賞典(阪神芝3000m、コース関連度D)でAP指数87をマークし、2着。メンバーの中でも高い指数をマークしている。有馬記念、天皇賞と強敵に揉まれた経験はメンバーの中でも随一。チャレンジカップ勝ちや白百合S勝ちなどを考慮すると中距離の方が力を発揮できる。

2.過去6年の傾向分析

過去6年の傾向をAP指数的に分析していきます。

2017年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
4       10 2 2 タツゴウゲキ  03-03-05 1576 35.7
2       20 6 8 サンマルティン  09-06-02 1576 35.4
  3     13 4 5 フェルメッツァ  05-05-06 1581 36.0
2016年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  4     15 3 3 クランモンタナ  02-02-02 2000 36.0
        14 5 5 ベルーフ  11-10-09 2000 35.2
2 4 3 C+ 6 2 2 エキストラエンド  09-10-09 2001 35.4
2015年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
        10 8 15 アズマシャトル  12-10-09 1580 35.6
        34 3 5 ベルーフ  10-10-07 1582 35.9
4   1 A 0 2 3 ウインプリメーラ  03-03-02 1582 36.3
2014年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
3 1 1 A 0 6 9 サトノノブレス  06-05-02 1598 35.3
  3     14 8 13 マーティンボロ  09-08-05 2001 35.3
1       29 1 1 メイショウナルト  01-01-01 2004 36.4
2013年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
4 5 4 D 19 3 4 メイショウナルト  05-03-01 1571 34.2
2 1     32 4 6 ラブリーデイ  05-06-03 1573 34.3
4   2 B+ 17 8 14 マイネルラクリマ  04-03-02 1573 34.5
2012年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
        15 7 10 エクスペディション  06-06-04 1573 34.5
  1     9 5 5 トーセンラー  08-07-06 1577 34.8
        5 8 11 ナリタクリスタル  12-12-10 1578 9

パッと見て、AP指数、推定FP、推定SPに目立った傾向は見えないです。

傾向① 推定FP4位以内かつ前走着差0.2秒差以内は好走率が高い

推定FP4位以内に着目してみてみます。

推定FP4位以内: 3-2-4-20

複勝率31%とあまり高くはないですので、もう少し条件を分けて見てみます。前走の着差別に戦績集計します。

前走着差 着別度数 総数 勝率 連対率 複勝率
勝0.3秒差以上 0- 0- 2- 1/ 3 3 0.0 0.0 66.7
勝0.1~0.2秒差 0- 0- 0- 0/ 0 0
勝0.0秒差 0- 1- 0- 0/ 1 1 0.0 100.0 100.0
負0.0秒差 0- 0- 0- 0/ 0 0
負0.1~0.2秒差 1- 0- 1- 2/ 4 4 25.0 25.0 50.0
負0.3~0.5秒差 2- 1- 0- 7/10 10 20.0 30.0 30.0
負0.6~0.9秒差 0- 0- 1- 5/ 6 6 0.0 0.0 16.7
負1.0秒以上 0- 0- 0- 5/ 5 4 0.0 0.0 0.0

前走勝ち: 0-1-2-1

前走0.5秒以内負け: 3-1-1-9

前走0.6秒以上負け: 0-0-1-10

負けの0.3~0.5秒差の勝ち馬と2着馬は次になります。

2017年2着 タツゴウゲキ(七夕賞0.4秒差)

2014年1着 サトノノブレス(天皇賞春0.5秒差)

2013年1着 ラブリーデイ(日本ダービー0.4秒差)

タツゴウゲキは、七夕賞で4角で詰まるロスがあり0.2秒分の補正が入っているので、実質0.2秒差とカウントできます。また、1着馬は格上レースでの着差でした。前走着差条件を限定します。

前走勝ちor0.2秒以内負け: 1-1-1-3

上記3頭をこの条件に加えると、3-2-1-3。まずまずの数字になります。

問題は前走着差条件を加えると、人気馬に偏る傾向が出てしまうことです。

3.ステップレース別傾向分析

この項では臨戦過程別に見ていきましょう。こちらもGoogleドライブに格納したファイルを参照ください。

小倉記念の臨戦過程傾向分析

このリストは、過去6年のクイーンS出走馬が経験してきたレースでマークしたAP指数をごとにクイーンSでの複勝率を出したものです。

表の見方については、中京記念時のものを参考にご説明いたします。

米子Sを例に取ります。過去6年で米子Sを使って中京記念に出走した馬は延べ16頭います。その内3着以内には4頭が入っています。

この16頭の内、AP指数最高値は72をマークしています。中央部72が黄色ハッチングされていますが、これは72をマークした馬が中京記念で3着以内に50%以上の確率で走っていることを示しています。

右へ数字が1つずつ減らしていき、71では複勝率33%以上、70と68では複勝率20%以上というように読み取ります。

つまり、そのレースでどのくらいのAP指数をマークしていると、中京記念ではどのくらいの確率で3着以内に来るのかを予測することができます。

また、そのレースでのAP指数が中京記念との関連度が高ければ、最高値付近では高い複勝率を示します。逆に関連度が低いと白抜きのような低い複勝率を示します。このような場合、いくら高いAP指数を示していたとしても割引が必要になります。

それでは、臨戦過程別に見ていきます。

七夕賞(3着内率:6/35)

3着内に6頭輩出しているが、AP指数72以上で複勝率50%以上。今年はマイネルサージュ、メドウラーク、レイホーロマンス、キンショーユキヒメの4頭が出走、最高値はAP指数61で例年に比べると低い

新潟大賞典(3着内率:5/14)

このレースもAP指数最高値で白抜きのため、関連度は低そう。今年はトリオンフがAP指数50で例年に比べると低い。レース自体の関連度が低そうなので、このAP指数自体を気にする必要はないかも。

小倉大賞典(3着内率:2/16)

3着内2回、しかもAP指数69で複勝率20%未満が初めて出てくるため関連度は低い。トリオンフがAP指数71で出走だが、こちらも関連度の低さから馬券の参考にしにくいレース。

鳴尾記念(3着内率:4/12)

AP指数74以上で複勝率80%以上で関連度は高そう。今年は、ストロングタイタンがAP指数84、トリオンフが83でいずれも過去最高値で出走し、好走が期待できそう。

都大路S(3着内率:2/10)

AP指数83で80%以上の複勝率となる。ただし、3着内は2頭と少なく、関連度はそこまで高くないかもしれない。今年はサンマルティン、キョウヘイ、ストロングタイタンの3頭が出走。AP指数は93、87、83でいずれも複勝率80%以上のゾーン。

4.展望と気になる馬

推定FP順位はAP競馬新聞にならないと分からないので、傾向分析で出された傾向に合う馬は分かりませんが、現時点で気になる馬は以下になります。

サンマルティン

都大路Sでエアアンセムを抑え、AP指数93をマーク。昨年の小倉記念2着馬で当時のAP指数76は、小倉芝2000mのメンバー最高値になりそうで、『S+』馬になる可能性が高い。人気にはなるだろうが、中心視できそうな一頭。

このレースの推定FPをお知りになりたい方、『AP競馬新聞』をご購入ください。『AP競馬新聞』は下記タグよりご購入いただけます。


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