安田記念を展望する上で、重要な西の前哨戦『マイラーズカップ』です。
少頭数ながら、なかなか濃いメンバーが集結しました。
マイラーズカップをAP指数で分析していきましょう!
マイラーズカップをAP指数で分析してみた
AP指数的データあれこれ
1.路線別AP指数しきい値
路線別に過去8年のAP指数の戦績を見ていきます。そのレースでマークしたAP指数と今回レースでの戦績、該当馬を示しています。
[マイルCS]
AP指数『84』かつSP指数『-3』以上 4-0-3-6
該当馬:モズアスコット
[安田記念]
AP指数『78』かつSP指数『-7』以上 3-1-2-5
該当馬:モズアスコット
[NHKマイルC]
AP指数『81』以下 0-0-0-9
該当馬:ケイアイノーティック、パクスアメリカーナ
GⅠ路線では、マイルCS組が13-7、安田記念組が11-6といずれも複勝率50%超えですが、極端に関連度が高いとは言いにくいです。特に同じ京都芝外1600mで開催されるマイルCSとは、道中の流れの差から求められる適性に少々差があります。
いずれのレースからも、モズアスコットのみ該当という結果でした。
[金鯱賞]
AP指数『84』以上 0-0-1-0
該当馬:なし
[阪神カップ]
SP指数『2』以上 2-1-0-5
該当馬:なし
[京都金杯]
AP指数『77』以上 0-2-2-3
該当馬:なし
[東京新聞杯]
SP指数『-12』以上 0-2-3-11
該当馬:ストーミーシー、インディチャンプ
[阪急杯]
AP指数『70』以上 0-2-0-3
該当馬:なし
マイル前後の重賞組では、同じコースで開催される京都金杯組が7-4で複勝率50%超えとなります。ペース的にもほぼ同じながら、メンバー構成の差なのか、そこまで高い関連度は示していません。今年は該当馬なし、です。
金鯱賞組は全体で4頭とサンプル数が少なく、最高値のAP指数『84』をマークした16年クラレントの3着が最高です。例年に比べると今年の金鯱賞はAP指数が低く、ダノンプレミアムには気がかりなデータです。
[六甲S]
AP指数『69』かつSP指数『-9』以上 0-2-0-8
該当馬:ストーミーシー
[洛陽S]
AP指数『71』以上 1-1-0-3
該当馬:なし
オープン特別では六甲S組が10-2と低い複勝率の条件を出しており、今年はストーミーシーが該当。穴で一考というレベルではあります。
路線別では、やはりマイルGⅠのマイルCS組と安田記念組に注目せざるをえません。いずれもモズアスコットのみが該当ということですが、好走条件は複勝率50%超になりますので、そこまで信頼がおけないというか、他馬に付け入るスキはあるレベルです。
2.展開、枠別AP指数しきい値
推定FP、推定SPなどの指数、枠や前走距離別に過去8年のデータから好走条件を導きます。
[①AP指数最高値を重賞以上でマークしているAP指数1位]
2-2-2-0
該当馬:モズアスコット
AP指数1位でも2-2-2-2と複勝率75%です。負けた2頭は16年ダノンリバティ、14年アドマイヤドバイとオープン特別以下のクラスでAP指数最高値をマークしていました。かなり強力な条件となります。
[1-4枠]
3-5-4-37
該当馬:ストーミーシー、パクスアメリカーナ、インディチャンプ、モズアスコット
[②1-4枠かつAP指数4位以内]
1-4-3-4
該当馬:インディチャンプ、モズアスコット
京都芝1600mは内枠有利の傾向があります。トラックバイアスの恩恵を受けた能力上位馬は好走率が上がるというデータが出ています。今年はインディチャンプとモズアスコットが該当しています。
セオリー通りの好走条件になってしまいましたが、両条件に該当しているモズアスコットが有力だと思います。
本命馬はこれ
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2走前のマイルCSでAP指数『84』をマークし、これがメンバートップ。
マイルCS組は、AP指数『84』かつSP指数『-3』以上で4-0-3-6と好走率はまずまず高い。合致したのは当馬のみ。
また、マイルCSでマークしたAP指数が今回のメンバー1位で、AP指数1位馬の複勝率100%の好走条件にも合致。
鞍上はルメール騎手継続で申し分なし。
[相手候補]
③インディチャンプ
内枠を利して、AP指数上位を活かした競馬ができるはず。
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