昨年はアーモンドアイの3冠スタートのレースとなった桜花賞
今年はどの馬が3冠への挑戦権を得るのか！？
桜花賞をAP指数で分析していきましょう！
桜花賞をAP指数で分析してみた
AP指数的データあれこれ
１．路線別AP指数しきい値
路線別に過去8年のAP指数の戦績を見ていきます。そのレースでマークしたAP指数と今回レースでの戦績、該当馬を示しています。
[阪神JF]
AP指数『69』以上 1-3-2-4
該当馬：ダノンファンタジー
[チューリップ賞]
AP指数『71』以上 1-2-1-2
該当馬：なし
[フィリーズレビュー]
AP指数『59』以上 1-0-2-12
該当馬：なし
今年は各トライアルレースのAP指数がしきい値に一頭も到達していません。15年がそんな感じで、結局桜花賞上位をチューリップ賞を負けた馬同士の決着で荒れました。今年はダノンファンタジーが阪神JFで一定のパフォーマンスを示していますが、チューリップ賞のAP指数が物足りなく、成長という点で付け入るスキはありそうです。
[アネモネS]
AP指数『55』以下 0-0-0-18
該当馬：ルガールカルム、レッドアステル
[フラワーカップ]
AP指数『58』以下 0-0-0-6
該当馬：なし
[フェアリーS]
AP指数『58』以下 0-0-0-17
該当馬：フィリアプーラ、ホウオウカトリーヌ、アクアミラビリス
中山芝コースで開催される各レースはなかなか桜花賞には直結しません。直線に急坂があるコース形態は同じですが、1600mではスタート直後からだらだらと下り坂でペースが落ち着きにくく、1800mでは1コーナーまでが短く先行争いが激しくなりやすいコース形態でいずれも瞬発力を活かせる展開になりにくいため、阪神芝1600mの瞬発力勝負では相性が悪いと考えられます。
[クイーンカップ]
SP指数『4』以上 1-1-0-0
該当馬：クロノジェネシス、ビーチサンバ
[紅梅S]
AP指数『63』以上 0-2-1-1
該当馬：なし
[アルテミスS]
AP指数『56』以上 2-2-0-6
該当馬：シェーングランツ、ビーチサンバ、エールヴォア
AP指数やSP指数のしきい値超えで意外に好走馬を輩出しているのが、牝馬限定のこれらの競走。特にクイーンカップはサンプル数が少ないが複勝率100%で、クロノジェネシスとビーチサンバが該当。トライアル組に割って入るとすれば、この2頭でしょうか？
２．展開、枠別AP指数しきい値
推定FP、推定SPなどの指数、枠や前走距離別に過去8年のデータから好走条件を導きます。
[AP指数2位以内]
2-4-3-7
該当馬：エールヴォア、クロノジェネシス、ダノンファンタジー
[①AP指数2位以内かつ推定SP5位以内]
2-3-2-3
該当馬：ダノンファンタジー
阪神芝1600mらしくAP指数、SP指数がともに上位の場合は好走率が高くなるデータが出ています。阪神牝馬Sの分析の時にも出ましたが、このコースはタフな設定となっているため、この傾向は桜花賞でも同じとなります。
[推定SP5位以内かつ前走上がり3Fタイム3位以内]
4-4-2-10
該当馬：シェーングランツ、ビーチサンバ、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ、プールヴィル
[上記かつ前走1600m戦]
3-4-2-7
該当馬：シェーングランツ、ビーチサンバ、ダノンファンタジー、シゲルピンクダイヤ
[②上記かつ推定FP6位以下]
3-3-2-4
該当馬：シェーングランツ、ビーチサンバ
中団で脚を溜めて、瞬発力を発揮できる馬が好走率高い。キレる脚を使える2頭が該当しました。
2つの法則からダノンファンタジー、シェーングランツ、ビーチサンバが浮上。意外なことに、人気の一角となりそうなグランアレグリアはどの法則の過程にも出てこず、トライアルをすべてパスしていますし、この項では軽視としたい。
本命馬はこれ
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今回と同じコースの阪神JFでマークしたAP指数『72』がメンバートップ、推定SP1位の『S+』馬。阪神JFでのAP指数は、桜花賞で好走できるしきい値超え。
前走のチューリップ賞も直線で進路がなく追い出しを遅らせるロスはあったものの、外に持ち出してからの加速力は高く、危なげなく勝ち切る。
鞍上は引き続き、ランクSの川田騎手で申し分なし。
AP指数の上昇度、成長という点では物足りず、これはレースを観ていても抜け出す加速力は高いが瞬発力の持続という点で過去の一線級とは見劣りする点からも納得がいく。
今年のメンツでもこの甘さに付け込める能力を有している馬は数頭いるが、常時出せない、波がある。同じように甘さのあるメンツなので、当馬の前に3頭行かれるようなことはないはずと考えての本命。
間違っても馬券の頭でとは考えていない。
[相手候補]
クイーンSのAP指数が非公認ながらもしきい値超え、推定SP2位で前述のもろもろの法則②を満足している。福永騎手の好きそうな馬で、手の内に入れており、キレる脚を出せる。
④クロノジェネシス
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