2018オールカマーの展望 ~推定SPが分かれば、消せる馬が簡単に分かります!?

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オールカマーの展望

外車も地方馬もまとめてきやがれ、オールカマー。舞台は先週のセントライト記念に引き続き中山芝2200mで、レースの印象と傾向が頭に入っているので予想もしやすいはずです。

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1.過去6年の入着馬

過去6年の入着馬一覧です。※2014年は新潟開催

2017年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  5 4 D 9 3 6 ルージュバック  04-04-03 2138 33.9
  5 1 A+ 0 4 8 ステファノス  06-05-03 2139 33.9
  4 2 K 4 5 9 タンタアレグリア  07-08-05 2139 33.6
2016年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  1 1 A 0 5 6 ゴールドアクター  06-06-04 2119 34.4
1 5     9 1 1 サトノノブレス  04-04-03 2119 34.6
  3 3 C 8 5 5 ツクバアズマオー  09-08-07 2121 34.3
2015年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  3     14 2 3 ショウナンパンドラ  10-09-08 2119 34.1
  3     9 3 4 ヌーヴォレコルト  05-07-05 2121 34.5
1 1     20 5 9 ミトラ  05-05-05 2124 34.9
2014年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
2       30 6 11 マイネルラクリマ  02-02-02 2122 34.8
4 5     25 3 6 ラキシス  04-06-05 2123 34.6
  5     22 3 5 クリールカイザー  12-10-09 2123 34.4
2013年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  5     34 6 12 ヴェルデグリーン  14-13-09 2120 33.6
5 1     24 2 4 メイショウナルト  06-06-06 2120 34.6
  3     22 5 9 ダノンバラード  04-04-03 2121 35.0
2012年 FP SP AP AM 枠番 馬番 馬名S 通過順 走破タイム 上り3F
  1     16 7 13 ナカヤマナイト  07-04-02 2155 35.9
  4     12 2 3 ダイワファルコン  04-02-01 2157 36.2
    1 S+ 0 4 8 ユニバーサルバンク  07-05-03 2158 36.0

2.AP指数戦績一覧

AP競馬新聞の基本指数であるAP指数、推定FP、推定SPや枠順や前走距離別の戦績をまとめ、傾向分析のためのキーワードを探っていきます。データは2014年を除く、2012年~2017年のデータを使います。

[AP指数順位別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 1- 1- 1- 3/ 6 16.7 33.3 50.0
2 0- 0- 1- 7/ 8 0.0 0.0 12.5
3 0- 0- 1- 3/ 4 0.0 0.0 25.0
4 1- 0- 0- 2/ 3 33.3 33.3 33.3
4位以内 2- 1- 3-15/21 9.5 14.3 28.6
5位以下 3- 4- 2-46/55 5.5 12.7 16.4

AP指数1位が複勝率50%でそこそこ、上位はわずかに良い程度です。AP指数の関連度は少々低そうです。

[推定FP順位別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 0- 1- 1- 7/ 9 0.0 11.1 22.2
2 0- 0- 0- 4/ 4 0.0 0.0 0.0
3 0- 0- 0- 5/ 5 0.0 0.0 0.0
4 0- 0- 0- 4/ 4 0.0 0.0 0.0
5 0- 1- 0- 5/ 6 0.0 16.7 16.7
5位以内 0- 2- 1-25/28 0.0 7.1 10.7
6位以下 5- 3- 4-36/48 10.4 16.7 25.0

推定FP下位の方が複勝率が高く、入着馬が明らかに多いです。中団待機馬に分がありそうです。

[推定SP順位別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 2- 1- 1- 1/ 5 40.0 60.0 80.0
2 0- 0- 0- 5/ 5 0.0 0.0 0.0
3 1- 1- 2- 4/ 8 12.5 25.0 50.0
4 0- 1- 1- 2/ 4 0.0 25.0 50.0
5 2- 2- 0- 3/ 7 28.6 57.1 57.1
5位以内 5- 5- 4-15/29 17.2 34.5 48.3
6位以下 0- 0- 1-46/47 0.0 0.0 2.1

推定SP6位以下の複勝率2.1%で、これだけで超消条件になります。指数の開発者冥利に尽きる傾向です。推定SP5位以内だけの馬連BOX馬券は毎年的中、3連複でも2012年以外的中と推定SP、ハンパないです。

[高関連度AP指数順位別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4位以内 2- 3- 5-26/36 5.6 13.9 27.8
5位以下 3- 2- 0-35/40 7.5 12.5 12.5

中山芝2200mとのコース関連度の高いコースでマークされたAP指数の重要度はそこまで高くなく、前走コースに左右されない予想が必要です。

[枠別]

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 1- 0- 7/ 8 0.0 12.5 12.5
2枠 1- 2- 0- 6/ 9 11.1 33.3 33.3
3枠 1- 1- 0- 7/ 9 11.1 22.2 22.2
4枠 0- 1- 1- 7/ 9 0.0 11.1 22.2
5枠 1- 0- 4- 5/10 10.0 10.0 50.0
6枠 1- 0- 0- 9/10 10.0 10.0 10.0
7枠 1- 0- 0- 9/10 10.0 10.0 10.0
8枠 0- 0- 0-11/11 0.0 0.0 0.0

外枠は好走率が低下する傾向があります。これは中山芝2200m全体の傾向とも一致します。

推定SPで絞り込み、枠、推定FPを絡めると、傾向が出てきそうです。

3.AP指数的買い!と消し!

ここでは買い条件、消し条件を以下のようなマークで示していきます。

鉄板 複勝率80%以上の極上買い条件

買い 複勝率66%以上の買い条件

消し 複勝率10%未満の消し条件

超消 複勝率3%未満の超消し条件

買い、消しを2段階に分け、明確な数値基準を設けていますので、このマークに着目して読み進めてください。

超消① 推定SP6位以下

今回は趣向を変えて、分かりやすい消し条件から。前項でもあげたように、推定SP順位に着目します。

[推定SP6位以下]

0-0-1-46

1回の3着は2012年ユニバーサルバンクでしたが、AP指数1位の『S+』馬に該当していました。このようにAP指数の裏付けがないと厳しいし、中山芝2200mは底力を必要とするタフなコースであるため、推定SP上位の終いの脚がないと苦しい戦いを強いられることになります。

推定SP5位以内なので、多くても7頭くらいです。今年は13頭の登録なので、半分は消せる対象になります。

鉄板① 前走G1出走かつ推定SP5位以内

推定SP6位以下が超消条件になっていますので、まずは推定SP5位以内を見ていきます。

[推定SP5位以内]

5-5-4-15

複勝率で50%弱、これに条件を組み合わせてみます。まずは前走クラスで比較してみます。

[推定SP5位以内かつ前走クラス別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1600万下 0- 0- 0- 1/ 1 0.0 0.0 0.0
OPEN特別 0- 0- 1- 2/ 3 0.0 0.0 33.3
G3 1- 2- 1- 6/10 10.0 30.0 40.0
G2 0- 0- 1- 4/ 5 0.0 0.0 20.0
G1 4-3-1-2/10 40.0 70.0 80.0

さっそく見つかりました。前走G1は複勝率80%以上の鉄板条件です。まだ推定SPは算出できませんが、前走G1出走馬は次になります。

QE2 アルアイン

DSC レイデオロ

天皇賞春 ガンコ

大阪杯 ゴールドアクター

宝塚記念 ダンビュライト

データ的には前走宝塚記念出走馬は2-2-1-1なので、これを中心に考えることになると思います。

買い① 推定SP5位以内のディープインパクト産駒

推定SP5位以内の買い条件をさらに探っていきます。続いて、種牡馬別に見てみます。

[推定SP5位以内かつ前走クラス別]

順位 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 1- 2- 1- 2/ 6 16.7 50.0 66.7
ジャングルポケット 1- 1- 0- 0/ 2 50.0 100.0 100.0
ステイゴールド 1- 0- 1- 1/ 3 33.3 33.3 66.7
マンハッタンカフェ 1- 0- 0- 0/ 1 100.0 100.0 100.0
スクリーンヒーロー 1- 0- 0- 0/ 1 100.0 100.0 100.0
ハーツクライ 0- 2- 0- 1/ 3 0.0 66.7 66.7
ゼンノロブロイ 0- 0- 1- 1/ 2 0.0 0.0 50.0
シンボリクリスエス 0- 0- 1- 0/ 1 0.0 0.0 100.0

サンプル数が少ないですが、ディープインパクト産駒はそれなりに信頼がおけそうです。今年のディープインパクト産駒は、アルアインの1頭のみ。推定SP5位以内であれば、鉄板条件もついてアツい馬になります。

その他、AP指数、推定FP、枠別に組み合わせてみましたが、買い条件まで届く条件にはなりませんでした。

4.主な登録馬の短評

オールカマー登録馬の一覧とAP指数は以下のリストを参照ください。

オールカマーの登録馬一覧

AP指数は補正前の生値であることをご了承ください。

ゴールドアクター

3走前の昨年の宝塚記念で2着、AP指数90をマークし、メンバー最上位。前走の大阪杯を大敗しての休み明けで、買いにくい面はあるが、中山は4-1-1-3と得意としている。どこまで復調しているかがカギ。マークしてきたSP指数をみると、推定SPが高く出そうにないので、ここは評価を落とさざるをえないかも。

ダンビュライト

前走宝塚記念で5着、AP指数84をマーク。特筆すべきは同じ中山芝2200mで施行される年初のAJCCで1着になっている点。過去AJCCで3着以内に入った馬は5頭いて、オールカマーでの戦績は1-0-3-1。推定SP順位もぎりぎり5番手くらいにはなりそうで、注目の1頭。

アルアイン

大阪杯でAP指数75をマークし3着。買い条件にハマる可能性のあるディープインパクト産駒で、推定SPに着目している1頭。京都記念で2着に負けはしたが、レイデオロに先着しており、能力的には通用する。

レイデオロ

4走前の神戸新聞杯でAP指数83をマークし、1着。前走はドバイで4着に好走し、長期休養明け。長くいい脚を使えるタイプなので、中山でも外回りの2200mは合っている。しかし、人気にはなるだろうが、絶対的な推し条件も見いだせない馬でもある。

エアアンセム

前走の函館記念で初重賞制覇。3走前の都大路SでAP指数90をマークし、2着。おそらくAP指数は高く出ると思われる。しかし、今回は同じような位置取りにアルアイン、ダンビュライト、レイデオロと有力どころが付けそうで、ロンスパの持久戦を強いられると厳しい。

レイデオロは今年緒戦で負けた京都記念よりは中山芝2200mのこちらの方がレースはしやすいと思われます。これを負かすとすれば、中山に良績があり、うまく買い条件なり鉄板条件にハマりそうなアルアインダンビュライトに期待です。

それでは今週も競馬ライフを楽しみましょう!

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