古馬長距離GⅡアルゼンチン共和国杯が東京芝2500mで開催されます。
近年スワーヴリチャード、シュヴァルグラン、ゴールドアクターなどが勝ち馬に名を連ね、GⅠウイナーを輩出している注目のレースです。
さて、このレースを勝って大きな飛躍を遂げるのはどの馬か?非常に楽しみな一戦です。
アルゼンチン共和国杯をAP指数で分析していきましょう。
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AP指数分解によるアルゼンチン共和国杯の攻略
馬場傾向
まずはアルゼンチン共和国杯の無料版のAP競馬新聞をこちらからご覧ください。
AP競馬新聞の馬場傾向分析欄は、上段が先週、下段が過去5年の同開催同コースの記録を示しています。
東京芝2500mは、枠別では外枠、脚質別では、差し、追い込みが非常に好走率を落としています。基本は好位以上に付けて脚を伸ばす方が良い傾向がみられます。
土曜の開催を見ていると、好位、中団の位置取りで中伸びする馬が目立ちました。LP指数の高い、好位、中団に構える馬に注目です。
各馬の分析
ノーブルマーズ
◆AP指数 95 A+
◆推定FP 6位
◆推定SP 6位
宝塚記念3着、AP指数95をマークし、メンバートップ。
宝塚記念経験馬は過去5年で7頭いて、2-0-0-5という戦績。勝ち馬2頭は、
16年 シュヴァルグラン(宝塚記念9着、AP指数86)
14年 フェイムゲーム(宝塚記念6着、AP指数93)
AP指数95は宝塚記念馬の過去最高値での出走となる。
2走前に同じ舞台の目黒記念でAP指数78、2着と好走している。目黒記念経験馬は30頭いて、このレースでは2-2-3-23という戦績。好走の目安となるのは、AP指数81。当馬はAP指数78と少々落ちる。
鞍上は高倉騎手(E)から変わらずで、長距離戦では割引が必要。
推奨度: ☆☆☆
パフォーマプロミス
◆AP指数 94 B+
◆推定FP 6位
◆推定SP 3位
宝塚記念で9着ながら、AP指数94と意外に高い。こちらも過去5年の宝塚記念経験馬の中で2番目に高い。
2走前の目黒記念はAP指数77。ノーブルマーズの項で書いた通り、目黒記念経験馬はAP指数81以上はほしいが、届かず。
鞍上が戸崎騎手(B)→オドノヒュー騎手(N)乗り替わりはおそらくプラス。
キレで勝負するタイプなので宝塚記念のようなロンスパ戦には向かないが、このメンバーならばおそらくならない。
推奨度: ☆☆☆
ムイトオブリガード
◆AP指数 82
◆推定FP 2位
◆推定SP 11位
条件戦を3連勝してきた上がり馬。1600万下の六社SをAP指数73で勝ち上がり。
前走1600万下の東京芝2400m戦の臨戦過程は、過去5年で1-1-0-4、AP指数70以上かつ3角5番手以内にいると好走率が上昇。基準はクリア。
阪神大賞典のAP指数82がキャリアハイ。阪神大賞典のAP指数は今レースでは相関が見られないが、好走の条件はやはり先行できていること。こちらもクリア。
鞍上が横山典騎手(C)→四位騎手(A)はプラス。
推奨度: ☆☆☆
アルバート
◆AP指数 85 C
◆推定FP 10位
◆推定SP 4位
前走京都大賞典で0.4秒差の3着、AP指数81をマークし、古豪の健在ぶりをアピールした。
京都大賞典経験馬はこのレースでは苦戦している傾向で、13年アドマイヤラクティが2着が最高で、AP指数90以上をマークしてきても惨敗している。
問題は58.5kgの斤量で、58kg以上の戦績は0-0-0-7で馬券圏内に来ていない。AP指数が高くても例外なく消えている。
推奨度: ☆
ウインテンダネス
◆AP指数 78
◆推定FP 1位
◆推定SP 2位
2走前の目黒記念で1着、AP指数78がキャリアハイ。ノーブルマーズの項で書いた通り、目黒記念経験馬はAP指数81以上はほしいが、届かず。
左回りの方が明らかに戦績も上昇するので、コース替わりはプラス。
鞍上が菱田騎手(D)→松岡騎手(D)は可もなく不可もなく。
推奨度: ☆☆☆
ガンコ
◆AP指数 81
◆推定FP 2位
◆推定SP 11位
オールカマーで一瞬伸びかけたが休み明けの影響か脚が止まり7着、AP指数81をマーク。
オールカマー経験馬は過去5年で2-2-0-15、
15年 メイショウカドマツ(2着、AP84、SP-7)
14年 クリールカイザー(2着、AP73、SP-4)
14年 フェイムゲーム(1着、AP72、SP-3)
13年 アスカクリチャン(1着、AP84、SP-6)
SP指数は-8以下だと全敗。今回は該当してしまうので、マイナス。
鞍上が藤岡佑騎手(C)→三浦騎手(C)の乗り替わりはプラマイゼロ。
推奨度: ☆
ルックトゥワイス
◆AP指数 82
◆推定FP 8位
◆推定SP 9位
1600万下からの格上挑戦。ムイトオブリガードの勝った六社Sで0.2秒差の2着、AP指数71をマーク。
前走1600万下の東京芝2400mではAP指数70以上、3角5番手以内が好走の目安だが、外れている。
鞍上が戸崎騎手(B)→北村友騎手(S)の乗り替わりはプラス。
1600万下戦で惜敗がつづいているが、ムイトオブリガードやウインテンダネスと差のない競馬をしており、警戒は必要。
推奨度: ☆☆
展開とまとめ
AP競馬新聞の展開欄を見てみます。
ある程度先行馬がそろい、AP競馬新聞のペース予想はH想定です。が、あまり速くなるイメージが湧きません。
[推奨度]
☆☆☆☆☆ なし
☆☆☆☆ なし
☆☆☆ ②⑥⑦⑩
☆☆ ⑧
☆ ④⑨
実績馬と上がり馬が拮抗しており、さすがハンデ戦といった様相で絞り込むのは難しいです。推奨度☆3の4頭を中心に行きたいレースではありますが、軸という考え方はしにくいレースです。
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