淀の坂を2度超えた先に盾が見えてくる、春の天皇賞です。
今年は本命不在といえる混戦ムード。
天皇賞春をAP指数で分析していきましょう!
天皇賞春をAP指数で分析してみた
AP指数的データあれこれ
1.路線別AP指数しきい値
路線別に過去7年のAP指数の戦績を見ていきます。そのレースでマークしたAP指数と今回レースでの戦績、該当馬を示しています。
[菊花賞]
AP指数『98』以上 1-0-2-3
該当馬:なし
[有馬記念]
AP指数『79』以上 1-2-1-2
該当馬:なし
GⅠ路線では有馬記念組がまずまずの戦績。レースで求められる適性は異なりますが、能力の高さという点でしきい値をクリアできると好走率が上がるという理解をしています。今年は残念ながら該当なしです。
[阪神大賞典]
AP指数『87』かつSP指数『-10』以上 2-1-3-5
該当馬:なし
[日経賞]
AP指数『68』かつSP指数『-3』以上 2-1-1-5
該当馬:なし
[京都記念]
AP指数『70』以上 0-1-2-5
該当馬:なし
[ステイヤーズS]
AP指数『82』以下 0-0-1-22
該当馬:リッジマン、ヴォージュ
[アルゼンチン共和国杯]
AP指数『78』以下 0-0-0-14
該当馬:パフォーマプロミス、ヴォージュ
[神戸新聞杯]
AP指数『73』かつSP指数『-2』以上 0-0-2-1
該当馬:なし
GⅡ路線ではやはり好走馬の多い、阪神大賞典組に注目ですが、かなり条件を厳しくしても複勝率はそこまで高くはありません。指数を鵜呑みにはできないというデータです。他路線も含め買い条件に該当する馬はゼロ。混戦ムードです。
[ダイヤモンドS]
AP指数『77』かつSP指数『-9』以上 0-1-0-2
該当馬:なし
[万葉S]
AP指数『82』以下 0-0-0-14
該当馬:ヴォージュ
路線別にはこれといった買い条件に該当した馬が見当たりませんでした。例年は該当馬から1,2頭は複勝圏内に来ているだけに、今年は混戦といった見方ができます。
2.展開、枠別AP指数しきい値
推定FP、推定SPなどの指数、枠や前走距離別に過去7年のデータから好走条件を導きます。
[AP指数3位以内]
3-3-3-13
該当馬:エタリオウ、グローリーヴェイズ、パフォーマプロミス
[①AP指数3位以内かつ推定FP5位以内]
2-1-1-2
該当馬:なし
該当馬は少ないのですが、先行できる能力上位馬は好走率が高そうです。ただし、AP指数の裏付けがない場合、2-1-1-32と好走率は当然ながら低下します。今年のメンバーでは、残念ながら該当馬なしです。
本命馬はこれ
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2走前の菊花賞はフィエールマンにタイム差なしの2着、コースロスを考えるとAP指数はこちらが上位。勝ち身に遅いが、堅実に走る。
路線別にも展開別にも強く推せる要素はないが、これは他の馬も同じ。こういうレースはAP指数上位を素直に信じる方が良いもの。
鞍上は引き続きM.デムーロ騎手でランクS、申し分ない。
[相手候補]
⑩フィエールマン
本命馬に先着しているし、加速力はこちらの方が高い。京都なので、このアドバンテージを活かして粘りこめるはず。
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