毎年難解なレースになりやすい重賞というのは存在します。その代表格ではないでしょうか?
牝馬限定、中山芝1800mというトリッキーなコース、各路線の比較がしにくいメンバー構成。
今年も難解なレースになりそうですが、中山牝馬Sの分析をしていきます。
ぜひ読んでみてください。
中山牝馬SをAP指数で分析してみた
AP指数的データあれこれ
1.路線別AP指数しきい値
路線別に過去8年のAP指数の戦績を見ていきます。そのレースでマークしたAP指数と今回レースでの戦績、該当馬を示しています。
[愛知杯]
SP指数『±0』以上 1-1-2-5
該当馬:ノームコア、ウラヌスチャーム、ワンブレスアウェイ
[ターコイズS]
AP指数『61』以上 0-2-0-5
該当馬:デンコウアンジュ、フロンテアクイーン、フローレスマジック
[エリザベス女王杯]
AP指数『59』以上 2-1-1-10
該当馬:クロスコミア、ノームコア、フロンテアクイーン、ワンブレスアウェイ、レイホーロマンス、アドマイヤリード
[秋華賞]
AP指数『73』以上 2-0-0-5
該当馬:ミッキーチャーム、ランドネ
[ディセンバーS]
AP指数『69』以下 0-0-0-2
該当馬:なし
[福島牝馬S]
SP指数『-10』以上 1-1-3-6
該当馬:カワキタエンカ、デンコウアンジュ
[府中牝馬S]
AP指数『73』以上 1-3-1-4
該当馬:フロンテアクイーン、クロスコミア、カワキタエンカ、アドマイヤリード
路線別には、突出して好走例の多いレースがあるということではないが、愛知杯組、府中牝馬S組、福島牝馬S組は3着内率で50%程度はあるので、注目しておきたい。
2.展開、枠別AP指数しきい値
推定FP、推定SPなどの指数、枠や前走距離別に過去8年のデータから好走条件を導きます。
[AP指数3位以内]
3-2-1-16
該当馬:アドマイヤリード、カワキタエンカ、フロンテアクイーン
[AP指数3位以内かつ6~8枠]
2-1-1-4
該当馬:なし
もっと多く法則を見つけたかったが、けっこう時間を費やしてもこれが一杯。
しかも、抽出した条件も今回は該当馬なし。
難解なレースというのは、すんなり過去レースから法則性が見いだせないケースが多い。このレースもまさにそれ。
路線別にも展開指数別にも突出した好走率を示す条件は見いだせなかった。
本命馬はこれ
フロンテアクイーン 5人気1着
3走前の府中牝馬SでAP指数『93』をマークし、メンバートップ。
その府中牝馬S経験馬は、AP指数『73』以上マークした場合、1-3-1-4
絶対的な数値ではないが、AP指数の高さから押し出される形での本命。
プラス要素① 芝1800mは、2-4-1-1で適距離に戻る
プラス要素② 速いペースに良績が固まっている
ただし、不安がないわけではない。
不安要素① 騎手ランクダウン(ランクS⇒B)
不安要素② 推奨要素が弱い(伏兵多い)
[相手候補]
①アドマイヤリード
2走前に同コースでAP指数『69』をマークして1着、中山芝1800mのAP指数はメンバートップ。
⑬ミッキーチャーム
意外と良績の多い外枠馬。AP指数は4位と2ポイント差の5位ならば圏内。
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