エアグルーヴ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ級の女傑が誕生するのか?
東京芝2400mで一流の外国馬を日本馬が迎え撃つ、ジャパンカップが開催されます。近年は日本馬の独壇場になっていますが、今年はいかに!?
ジャパンカップをAP指数で分析していきましょう。
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AP指数分解によるジャパンカップの攻略
馬場傾向
まずはAP競馬新聞を見ないと始まりません。ジャパンカップの無料版のAP競馬新聞をこちらからご覧ください。
AP競馬新聞の馬場傾向分析欄は、上段が先週、下段が過去5年の同開催同コースの記録を示しています。
東京芝2400mは、枠別には内枠が圧倒的に有利、脚質別には極端な追い込み以外はほぼイーブンという特徴があります。
4角コース取りでは中より外を通す方が好走率が高いです。
道中で番手によらず内目で脚を溜めて、うまく中へ持ち出すことができる器用さを兼ね備えている馬を狙いたいです。
各馬の分析
AP指数上位、人気どころの分析を行っていきます。各馬の分析文章中の黄色アンダーバー部はそのレースの法則を示しています。
アーモンドアイ
◆AP指数 89
◆推定FP 12位
◆推定SP 3位
秋華賞で外から差し切り0.2秒差つけて勝ち、AP指数89、SP指数+5をマーク。
過去5年で秋華賞経験馬は3頭いて、13年デニムアンドルビーが7人気2着で最高、AP指数75での臨戦だった。AP指数80をマークして臨戦の15年ミッキークイーンは、8着に敗れているので、AP指数75以上あればよいというわけではない。当馬は過去最高値での出走となり、注目している。
気になる点は、エリザベス女王杯の結果から見ると3歳牝馬は古牝馬に比べると落ちるということ。秋華賞で0.4秒差3着のカンタービレがエリ女では0.6秒差6着に負けており、着差だけで見れば当馬もリスグラシューには先着できない計算。
鞍上はルメール(S)が継続騎乗でプラス。
AP指数が他馬に比べ見劣りする点、過剰人気になっている点を考慮すると、推奨度としてはそこまで高くできない。
推奨度: ☆☆☆
サトノダイヤモンド
◆AP指数 98 A+
◆推定FP 7位
◆推定SP 1位
前走、京都大賞典で見事に復活の勝利を挙げ、AP指数84をマーク。キャリアハイは2走前の宝塚記念でのAP指数98となる。
京都大賞典経験馬は過去5年で18頭、2-1-1-14という戦績で、好走馬は以下。( )内は京都大賞典でのAP指数とSP指数。
17年1着シュヴァルグラン(AP94、SP-8)
16年1着キタサンブラック(AP77、SP±0)
16年2着サウンズオブアース(AP70、SP-2)
15年3着ラブリーデイ(AP84、SP+8)
好走のボーダーは、AP指数84以上かSP指数-2以上となり、当馬はAP指数をクリアしている。
次に、宝塚記念経験馬は過去5年で25頭、4-0-3-18と京都大賞典よりも好走率は上昇。好走のボーダーは、AP指数86以上となり、当馬はクリアしている。
鞍上は川田(S)→モレイラ(S)でランク的には変動なし。
京都大賞典で負かした相手が、次走以降凡走を繰り返している点は気がかり。
推奨度: ☆☆☆☆
ミッキースワロー
◆AP指数 89
◆推定FP 14位
◆推定SP 14位
2走前の大阪杯でスワーヴリチャードに0.5秒差で5着、AP指数89をマークし、これがキャリアハイ。
大阪杯経験馬はGⅠ格上げ前を含めると12頭該当し、3-0-1-8という戦績。好走のボーダーはSP指数-1以上にありそう。当馬はSP-6で足りず、マイナス要素。
鞍上は横山典騎手(D)が継続騎乗で可もなく不可もなく。
推奨度: ☆
キセキ
◆AP指数 93 C+
◆推定FP 3位
◆推定SP 7位
天皇賞秋をレイデオロから0.2秒差の3着、AP指数93をマークした。
過去5年の天皇賞秋経験馬は3-1-3-27。好走のボーダーはAP指数88以上で、当馬はクリア。当馬は天皇賞秋経験馬で過去最高値での出走となり注目している。
鞍上は川田騎手(S)が継続騎乗でプラス。
今年の天皇賞秋のAP指数は過去10年で最高で、当馬に限らず出走馬がどんな戦績になるのかを非常に注目している。
推奨度: ☆☆☆☆
シュヴァルグラン
◆AP指数 79
◆推定FP 5位
◆推定SP 9位
京都大賞典はサトノダイヤモンドに0.6秒差の4着、AP指数78をマーク。
東京芝2400mのAP指数84をマークしており、これはメンバートップ。
京都大賞典経験馬は好走のボーダーは、AP指数84以上かSP指数-2以上となり、当馬はAP指数がわずかに足りない。
鞍上は福永(B)→C.デムーロ(N)乗り替わりでプラス。
昨年のジャパンカップ勝ち馬だが、昨年は京都大賞典3着、AP指数94をマークしての臨戦、今年は着順もAP指数も落としており、能力落ちが少々懸念される。
推奨度: ☆☆
スワーヴリチャード
◆AP指数 88
◆推定FP 5位
◆推定SP 6位
前走天皇賞秋で後方のまま1.5秒差の10着、AP指数85をマーク。
天皇賞秋の好走のボーダーはAP指数88以上で、当馬は達しておらずマイナス要素。
AP指数の自身最高値をマークしたのは大阪杯となる。
大阪杯の好走のボーダーはSP指数-1以上にありそう。当馬はSP-7で足りず、マイナス要素。
鞍上はM.デムーロ(S)で継続はプラス。
前走ゲートは仕方がないとしても、直線に入って全く伸びる雰囲気がしなかったことが気がかり。
推奨度: ☆☆
ノーブルマーズ
◆AP指数 94 B+
◆推定FP 7位
◆推定SP 5位
2走前の宝塚記念でAP指数94をマークして3着。これがキャリアハイ。
宝塚記念の好走のボーダーがAP指数86以上にあり、当馬はクリアしておりプラス要素。
鞍上は高倉騎手(E)で継続騎乗、プラスにはならないが手のうちに入れている感はあるのでマイナスにもならない。
ある程度ペースが速くなるようだと浮上してくる可能性があり、東京コースの実績もある。人気は低いが軽視しにくい。
推奨度: ☆☆☆
展開とまとめ
AP競馬新聞の展開欄を見てみます。
⑭ウインテンダネスが引っ張る形になりそうです。内にゲートの速い馬がいませんので⑧キセキも理想とする番手が取れそうです。AP競馬新聞のペース予想は、ある程度流れると想定しており、H想定です。底力勝負になりそうでわくわくします。
[推奨度]
☆☆☆☆☆ なし
☆☆☆☆ ③⑧
☆☆☆ ①⑬
☆☆ ⑨⑪
☆ ⑤
プラス要素が多く③サトノダイヤモンドと⑧キセキは甲乙つけがたいです。あえて、どちらかというのであれば、天皇賞秋のパフォーマンスが優秀だった⑧キセキを推したいです。①アーモンドアイは世代間比較で古馬に一歩及ばないことを考慮すると、評価をワンランク落としました。
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