デイリー杯2歳SをAP指数で分析してみた!

京都芝1600mで2歳GⅡ デイリー杯2歳Sが行われます。

朝日杯FS、阪神JF、ホープフルSといった暮れの2歳GⅠへ駒を進めていくのはどの馬か?

デイリー杯2歳SをAP指数で分析していきましょう。

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AP指数分解によるデイリー杯2歳Sの攻略

馬場傾向

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AP競馬新聞の馬場傾向分析欄は、上段が先週、下段が過去5年の同開催同コースの記録を示しています。

京都芝コースは、脚質別では、差し、追い込みが非常に戦績を落としています。3角5番手内率37%ということからも、先行馬が残りやすい傾向がみられます。

先週の開催を見ていると、先行、好位の位置取りで内~中を伸びてくる馬が目立ちました。しかし、金曜の雨でどこまで渋り、土曜の競馬でどこまで傷むかにより、傾向が変わりそうなので、トラックバイアスには注目しておきたいです。

各馬の分析

ドナウデルタ

◆AP指数 64 B+

◆推定FP 9位

◆推定SP 2位

阪神芝1400mの未勝利戦をAP指数64、SP指数+11をマークして勝ち上がり。

過去5年のデイリー杯2歳SでAP指数、推定SP上位馬の戦績は以下のようになっている。

[AP指数2位以内]

4-0-2-4

[推定SP2位以内]

3-0-3-5

いずれも2位に入っている当馬には心強いデータ

過去5年の芝1400mを使ってきた馬の戦績は1-1-1-13、1600m戦を使ってきた馬が2-3-2-10であることから割引ではある。

鞍上がルメール(S)→モレイラ(S)で割引なし、ある程度前に持っていく騎乗をするのではないか?トラックバイアス的には向いてくる可能性がある。

推奨度: ☆☆☆☆☆

ハッピーアワー

◆AP指数 65 A+

◆推定FP 4位

◆推定SP 6位

すずらん賞で1着、AP指数65、SP指数-2をマーク。メンバー中、最もAP指数が高い。

すずらん賞経験馬の本レースでの戦績は、0-0-0-1。ただし、すずらん賞で9人気9着と大敗しての参戦で、参考外。今年は2着のイッツクールがききょうS勝ちしているので、それなりのレベルにはある

AP指数1位馬は2-0-1-2という戦績で可もなく不可もなくだが、推定SPも上位に入ると好走率が上昇。当馬は推定SP順位が低く、少々割引が必要

鞍上は引き続き秋山騎手(C)が継続。

推奨度: ☆☆☆☆

アドマイヤマーズ

◆AP指数 60 Q+

◆推定FP 1位

◆推定SP 3位

中京の新馬、中京2歳Sを連勝、AP指数60をマークし、メンバーの中でも高い。

AP指数、推定SPともに順位は少し足りないが、いずれも上位ではあるので、好走できる下地はある。

鞍上は引き続きデムーロ騎手(S)は好材料。

先行できる脚を持っているので、トラックバイアスが変わらなければ、流れは向きそう

推奨度: ☆☆☆☆

ヤマニンマヒア

◆AP指数 54 D+

◆推定FP 2位

◆推定SP 9位

前走は道中掛かり通しでしんがり負けであるが、AP指数54をマーク。2走前に小倉芝1800mの未勝利戦で超ハイペースを追いかけてSP指数+7で勝ち上がっており、決してこのクラスで通用しないわけではなさそう。

3走前に中京芝1600mで、アドマイヤマーズに0.3秒差(青枠)。能力的には0.5枚くらい落ちる。

前走の追走状況から、1600mに短縮されるのはプラス

鞍上は引き続き武豊騎手(S)で1600mに短縮で好走率上昇

推奨度: ☆☆☆

ダノンジャスティス

◆AP指数 29

◆推定FP 7位

◆推定SP 5位

新潟芝1400mの新馬戦を中団を終始大外を回して差し切り勝ち、AP指数29、SP指数-1をマーク。メンバーの中で最も低いAP指数

新潟芝1400m戦を経験して出走した馬は、14年タガノエスプレッソ(5人気1着)のみで、新潟戦の時のAP指数は25。AP指数の低さは気にする必要は少ないが未知。

鞍上が石橋騎手(B)→川田騎手(S)で大幅強化

反応がよく加速力が高いので、直線の長い京都の外回りになるのは懸念点ではある。

推奨度: ☆

メイショウショウブ

◆AP指数 52

◆推定FP 5位

◆推定SP 4位

前走はダ1400mの未勝利戦を0.4秒差つけて勝ち上がり。2走前の京都芝1600m内の未勝利戦でAP指数52、SP指数+4をマーク。

京都芝1600m内の新馬or未勝利戦を使ってきた馬の本レースでの戦績は0-2-0-3、好走の目安はAP指数46以上、SP指数±0以上。当馬は勝ちこそしていないものの基準をクリアしている。

鞍上は池添騎手(B)が継続し、可もなく不可もない。

推奨度: ☆☆☆

展開とまとめ

AP競馬新聞の展開欄を見てみます。

スタートに難を抱える馬が多く、展開予想は非常に難しいです。AP指数上位で人気になっている③アドマイヤマーズが先行するので、そこまでペースも緩まないと思われ、AP競馬新聞のペース予想はB想定です。

[推奨度]

☆☆☆☆☆ ④

☆☆☆☆ ③⑨

☆☆☆ ①⑦

☆☆ なし

☆ ⑧

優秀なLP指数、SP指数を発揮してこのコースの適性が高そうな④ドナウデルタを中心にAP指数上位を絡めていきたい。推奨度☆3以上は逆転のチャンスがありそうで、Bペースで仕掛けが遅れるならば⑦メイショウショウブ①ヤマニンマヒアの先行力と図太さを活かして食い込む可能性も捨てきれない。

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